【趣味日記】カメラに興味を持ったキッカケと初めての一眼レフカメラとの出会い【Camera/Photo】
みなさんはどんな趣味をお持ちですか?
今日は私の趣味の1つである「カメラ」について。
カメラを趣味としている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
本当はこのブログにも写真を載せてみたいのですが長いこと趣味としてカメラを触っているのに一向に上達する気配がないので……。
いつか上手く撮れるようになったらUpするかもしれません。
私がカメラに興味をもったキッカケは2人の人物の影響です。
1人目は伯父。
伯父は多趣味でカメラもその1つ。フィルムカメラの時代からの筋金入りです。自宅に暗室を作っていたほど本格派です。
私の幼少期のアルバムには両親が撮ってくれた写真より伯父が撮ってくれた写真の方が多いかもしれません。
2人目は大学時代に出会った友人。
彼は後にプロのカメラマンとなり現在も活躍しています。
最初はカメラに興味を持った訳ではなく、友人の撮った写真の美しさに心を奪われ、何枚も何枚も見せてもらっていました。
そうしている間にテクニック的なものに興味が湧き、友人から色々と話を聞くようになりました。自分でも撮ってみたいと思うようになるまでにそう時間はかかりませんでした。
しかし、友人が使っているのは本格的な一眼レフカメラです。友人から聞かされたカメラやレンズの値段に驚くと同時に「趣味として続くかどうか分からないものにそんなにお金はかけられないなぁ……。」とすぐに始める事は無理と諦めました。
その後もカメラへの興味は持ち続け、安いフィルムカメラを購入し写真は撮っていました。友人からもそのカメラで一眼レフには及ばないまでも構図の決め方や光や影の入れ方を工夫する事で良い写真は撮れるということをたくさん教えてもらいました。
そんな中、大学も長期休暇に入り私も実家へ帰省しました。その際に伯父の家に遊びに行く機会があり、写真を撮り始めたという話しをしたところ伯父は同じ趣味を持った仲間ができたと喜び、写真の撮り方を教えてくれたり、自分が撮った写真をたくさん見せてくれました。
「もっと見せてやるからこっち来い。」と伯父の書斎に呼ばれました。
そこからはどこかのドラマかなにかで見たような展開が訪れます。
伯父は部屋の外に誰もいないことを確認するともう1つの趣味であるたくさん並べてあるウイスキーボトルの陰から新品だと思われるカメラの入った箱を取り出して来ました。
「この前、貯めてたへそくりでこれ買ったんだけどバレたら(伯母に)怒られるんだよ。」と数台のカメラとレンズが保管されている防湿庫を見ながらため息交じりで話し始めました。
どうやら伯母はカメラの細かい事は分かってはいないけれど、伯父が所有しているカメラやレンズの数は何となく把握しているようで、その新しいカメラは伯母には内緒でこっそりと購入したので早く使いたいし防湿庫に保管したいのだけれどそれが出来ないと言うのです。
伯父は続けます。「確かにもう使ってないカメラも有るんだ。(伯母には)使ってないなら売るなり処分しろって言われてるんだけど愛着もあるしなかなかそれはできないんだよなぁ。」と。
私も当時、スニーカーを集めていたりして実家の母から「履かないのなら処分しなさい。邪魔で仕方がない!」と同じような事を言われていたので「分かる、分かる。」と頷きながら話しを聞いていました。
伯父はおもむろに1台のカメラとレンズを防湿庫から取り出し、机の上に並べました。
「新品じゃないけど初心者には十分なカメラだ。俺も使い方教えてやるけど、そのカメラ好きの友達ならきっとこのカメラの事知ってると思うから、これ使え。中古で買ったカメラだけどちゃんと手入れもしてるからすぐ使えるぞ。」
え?…え?
混乱しつつも友人にメールする私。
すぐに返信が来ました。
「本当に?十分もなにもいいカメラだよそれ!ってか中古でもけっこういい値段するやつだよ。うらやましいわ!」
何通かメールのやり取りをしている間に伯父は数本のフィルム、カメラのメンテナンス用品をごそごそと出してきて、見覚えのある使い古されたカメラバックに詰め込んで私に渡してくれました。
「実はな、カメラバックも新調したからこれも持ってけ。」
伯父の顔は悪だくみをしている子供のような顔をしていました。
そんなこんなで私は人生初の一眼レフカメラを思いもよらぬ形で手に入れることができました。
初の相棒の名前は「ミノルタ α-7」
フィルムカメラ世代の方、オールドカメラに詳しい方ならば、一度は聞いたことがある名前ではないでしょうか?
実質、フラッグシップモデルのα-9と並びミノルタAF一眼レフ最後のモデル。初心者が持つには中古とはいえ、ちょっとどころか高級すぎるカメラ。(当時の私は高いんだろうなぁ。くらいにしか思っていなかったで休みが明け、友人に詳細を聞いた時、慌てて伯父に改めてお礼の連絡をしたのですが……。)
タイミング的にはカメラもこれから来るデジタルの時代にさしかかった頃の話です。
こうして私のカメラライフは本格的に始まっていきます。